私にとっては特別な本。
小学生の時に初めて読んだ。
物心ついた時からお話が大好きで、
幼稚園でも絵本をたくさん読んでいたようだが、本屋さんで一目惚れ。
おねだり下手で内気な子供だった私が、
何か特別なパワー?に導かれて、祖父に買ってもらった。
辞書のように分厚くて重い本。
その物語の吸引力に、夢中でページを繰ったのを覚えている。
いくらでも解釈が成り立つので、
何度読み返しても新鮮で、いつも何かを与えてくれる。
タイトルも秀逸。
人にも動物にも土地にもそれぞれに物語があり、連なり、絡み合う。
本当に大事なものは?
人間を形作っているものは?
私の中で『おはなし』といえばこの本だ。
はてしない物語
ミヒャエル・エンデ 上田 真而子 佐藤 真理子
岩波書店 1982-06
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物語る本書の危険
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