初めて読む、瀬尾作品。
今までなんとなく気にはなっていたのに機会を逃していた。
つかみの『父さんは今日で父さんを辞めようと思う』で捕まえられて、
あとはするすると最後まで。
本当に読みやすい作品。
最初のこの『辞めよう』がキモだと思う。
『やめよう』ではなく『辞めよう』
ここで、役割という存在に気づく。
そして物語は、穏やかでほほえましい空気の中驚くべき実態を明かしていく。
父は父を辞め、母は家出をしているが料理はいつも届けに来る。
元天才児の兄は大学に行かず農業に従事。
不思議なバランスの中、それぞれに何かを抱えながらも囲む食卓。
展開に若干気になるところがないではないが、
登場人物がそれぞれお互いを気遣いあって、想って、
そして結論を出していくのがとてもいい。
他の作品も読んでみたいと思った。
幸福な食卓
瀬尾 まいこ
講談社 2007-06
売り上げランキング : 4781
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今までなんとなく気にはなっていたのに機会を逃していた。
つかみの『父さんは今日で父さんを辞めようと思う』で捕まえられて、
あとはするすると最後まで。
本当に読みやすい作品。
最初のこの『辞めよう』がキモだと思う。
『やめよう』ではなく『辞めよう』
ここで、役割という存在に気づく。
そして物語は、穏やかでほほえましい空気の中驚くべき実態を明かしていく。
父は父を辞め、母は家出をしているが料理はいつも届けに来る。
元天才児の兄は大学に行かず農業に従事。
不思議なバランスの中、それぞれに何かを抱えながらも囲む食卓。
展開に若干気になるところがないではないが、
登場人物がそれぞれお互いを気遣いあって、想って、
そして結論を出していくのがとてもいい。
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