強烈に不味そうな、嫌そうな顔をしたオヤジのイラストが表紙のこの本。
とてもじゃないが、女子がブックカバーなしで読める本ではない。
でも妙に気になったので購入。
珍しいタイプのグルメ本?
普通食通の本は、ここのが美味しい。
こんな風にあんな風に・・・ああ、羨ましい。
そんなパターンの本は多いのだが、この本はその逆。
確かに入る店入る店絶品逸品のはずもなく、
家で食べれば良かった、もったいなかったと後悔するケースも時によくある。
そんな体験を面白おかしく、食への執着すさまじい著者が語ってくれる。
ただ気になったのは、
リズムよくかかれているのに時折『〜でありますなぁ』というフレーズが入ること。
これが他の部分と言葉のリズムが違うために妙に浮いていて、
読んでいると毎回おっとっとっといった感じになり、もったいないなと思う。
そこを除けば軽妙な、ユーモアたっぷりのこの本は、
ちょっと暇ができた時などに最適な楽しい作品だ。
小泉 武夫
新潮社 2005-12
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おすすめ平均
不グルメ
「不味い集」改めて読むと面白い
「不味い」とはそういうことだったのか!
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